高校中退した人間が、避けては通れないこと。
それは、就職の面接の時に、面接官に「なぜあなたは高校を中退したのですか?」と聞かれる事。
この質問をされることを想像するだけで、あなたは気分が暗くなりませんか!?
「うわぁぁぁ!どんな理由を言ってたらいいんだぁ!!」ってなりますよね。
その気持ち凄くわかります。
なぜなら、私も高校中退者だからです。
そんな私が、自分の経験をもとに、就職する時の面接対策を紹介。
この記事のポイント
・言葉を選んで、正直に中退理由を伝えるのがベスト。
・エントリーシートに高校中退理由を書いておく。
・学歴詐称は悪。だけど詐称している人もいる。
・高校中退から高認とって、専門、大学の道へいけないか。
残念ながらうまい中退理由はない!
高校中退したこと=ネガティブな印象。
これは、どうしても面接官は持ってしまいます。
なぜなら、よっぽどの事が無い限り、10代で学校を辞めて、進路を決めることがマレだからです。
なので、中退したうまい理由を考えるだけ時間の無駄なんです。
では、どうしたら良いか!?
それは、正直に言葉を選びつつ、当時のありのままの気持ちや、状況を伝えることです。
人間関係が上手くいかず、引き籠り気味になった。
体調が物凄く悪く、授業についていけず留年。
悪い人と付き合って、荒れていた。
両親のケンカ、離婚などで、生活態度が荒れていった。
など、人の数だけ中退理由はあるはずです。
それを、面接官に伝えましょう。
もう一度言いますけど、ストレートな表現でなく言葉を選ぶことが重要。
ちなみに私は、面接の場でごまかそうとしたり、もっともな理由を伝えました。
でもやっぱり面接官の印象はよくない感じでした。
そこから学んだことは、ありのまま伝える。
そして、下で紹介するポイントを面接の時に伝えるようにしました。
・今の自分からみたら、当時の自分(高校中退)をどう考えているか。
・高校中退して何を学び、それを今後どう活かすか。
・採用されて、就職できたら、どういう風に働いていきたいか。
この3点を、できるだけ簡素に分かり易く面接官に伝えるようにしました。
面接の場では、一方的にダラダラ話すことはかえってマイナスな雰囲気になります。
あくまでも、面接はお互いの自己紹介の場のようなものです。
なので会話のキャッチボールを意識して、さっき紹介したポイントを伝えましょう。
面接はただでさえ緊張します。
それに加えて、高校中退の理由もうまくごまかしてやろうなんて、疲れるばかりです。
どうぞ、正直に言葉を選んでありのままを伝えてみましょう。
隠すから探られる高校中退の嫌な過去

面接官も様々な経験をした人です。
場合によっては、何人もの面接を担当した方かもしれません。
そういった人からすると、あなたが高校中退した理由を隠そうとしていると感じると、もっともっと追及してくるのです。
なので面接の場では、正直に中退理由を伝えるのが良いです。
だけど面接は緊張するし、正しく相手に伝える自信がない人も多いはず。
そんな人の為に、とっておきの秘訣があります。
それは、履歴書のエントリーシート、もしくは履歴書とは別の用紙に、高校中退理由を書いておくのです。
私の場合、先に中退理由を告白しておくことで、面接の時に理由を聞かれることが少なくなったのも事実です。
面接官も人間ですので、既に告白された相手の嫌な過去を、チクチク探らない人もいますから。
[s_ad]学歴詐称の悪魔のささやき
高校中退者は履歴書を書く時、どうしても高校卒業と書きたくなることがあります。
どうせバレないし。と思って安易に履歴書を詐称してしまいます。
確かにこれは悪いことと言えます。
ですが世の中、良い悪いで割り切れるなら、世の中とても簡単なのです。
今の時代あなたも私も、生きるのに必死なはずです。
学歴詐称がバレて解雇理由になってしまうなら、その時は、その時だ!
なんて、腹をくくっている人もいます。
逆に高校中退を正直に告白し、そして就職をした人だって多いです。
どちらにしても、学歴詐称はバレた時お互いの信頼関係が崩れます。
なので、ウソをつくなら墓場まで。
それが出来ない人は、正直に面接に挑みましょう。
高校中退が原因で就職の面接で落とされる!
厳しいですけど、それだけ高校中退って経歴はマイナスなんです。
大卒の人間と中卒の人間がいたら、普通は大卒の人間を採用しますから。
ですが、高校中退のキャリアがあっても、就職して社会人として生きている人も多い。
ポイントは、就職先を高望みしないことです。
残念ですが、中堅企業でも中卒は書類選考されないことも普通。
逆に、どうしても就職したい会社があるなら、そこで採用されるだけの資格、知識を備えておかないと、採用は難しいのが現実。
なので、まだ高校中退していないなら、高卒の資格を何とかして手に入れること。
どうしても、今の学校が嫌なら、無理して通う必要はありません。
全日制なら定時制へ変える。
全日制から通信制へ変える。
すでに高校中退していて、まだ数年しか経っていないなら、通信高校もしくは高認をとって大学や専門学校を目指すことが、長い目でみると大きなメリットになります。
今は、まだピンッ!とこなくても。
最後に
・高校中退はマイナスの印象。中退理由は正直に伝える。
・中退理由を、あらかじめ履歴書と一緒に出しておく。
・高校中退から何を学んで、どうやって仕事をしていくかを伝える。
・最終学歴中卒の就職先は、労働条件が悪い。