心理学の本は世の中に多く存在しますが、その中でも群を抜いてオススメな本がこの影響力の武器です。

今ままで数冊の心理学の本を読んできましたが、それは知識として知っている程度。
実生活で活かせているものは無かったです。
ですが、僕が影響力の武器の中で学んだ行動心理学の中で、唯一体得した法則があります。
それが「返報性のルール」です。
拒否したら譲歩の法則が簡単で超強力!
影響力の武器の中で紹介している行動心理学の中に、返報性の法則を挙げています。
この中で、拒否したら譲歩をするとより強力で効果的に相手の行動を促すことができると言っています。
その拒否したら譲歩の法則を、僕は実生活でも使っているので実例を交えて紹介します。
超簡単で今から誰でも使えるものですので、ぜひ自分のモノにしてください。
返報性のルールとは!?
まず拒否したら譲歩の法則を知る前に、返報性の法則を知っておきましょう。
返報性の法則とは、第三者から好意を受け取ったら、受け取った側は無意識に心に負い目を負う。
そしてその好意を返そうと、スイッチが入るというものです。
ちょっと分かり難いので、僕の実体験で紹介します。
【実体験:1】
僕は近所に住む人から、ブドウを無償でもらいました。
話を聞くと、ブドウ狩りに行ったのでおすそ分けとのことでした。
当然、このご近所さんは、好意で僕に果物をくれたわけです。
ですが、僕はこの瞬間、心に大きな負い目を無意識に負いました。
実際、僕は心の中で、いつかお礼をしないといけないなぁ~、って漠然と思っていました。
つまり、人は他者から好意を受け取ると、それを返したくなるのです。
これが返報性のルール(法則)と呼ばれるもの。
これは僕らが生きている世界のあちこちで、今も似たようなことが起きているわけです。
そしてその法則を使って、より自分の要求を通しやすくする法則。
それが拒否したら譲歩です。
拒否したら譲歩の法則とは一体なにか!?
これは、相手に拒絶されるような要求を出した後で、自分が本当に通したい要求を通すというものです。
これも僕の実体験をもとにお話をします。
【実体験:2】
僕は数年前に新車を購入しました。
交渉も最終段階まできており、あとは僕が購入するか、しないかの返事をするところまできていました。
現金での値引きは無理な状況で、これ以上、交渉の余地は無いかと思っていた時に、この拒絶されたら譲歩の法則を使いました。
まず現金の値引きがムリなら、高額なオプションを無料で付けてもらう要求を出しました。
当然僕はこの要求が通ると思っていませんでした。
金額的に5万円程度するオプションだったので・・・。
当然、担当の営業マンは僕の要求を拒絶します。
その拒絶を受け取った後で、僕は本当の要求を出しました。
それが金額が2万円のオプションです。
結果、購入を約束することを条件に、このオプションが追加となり僕の要求が通った瞬間です。
他にもまだまだあります。
【実体験:3】
僕が賃貸物件の家賃交渉をしている時のことです。
家賃55,000円の物件がありました。
そこで拒絶したら譲歩の法則を発動させて、家賃交渉をすることに。
まず内覧の時点で、その賃貸物件全体の空室状況を確認して、チラホラ空き室があるのを確認。
大家も空室には悩んでいることを推測していました。
それを踏まえて、まず拒絶されそうな金額を提示。
家賃50,000円なら契約したいと営業マンに伝えました。
その営業マンは大家に確認することもなく、即答で無理です、と拒絶をしてきました。
その後で、本当の要求52,000円なら契約したいと、こちらが譲歩したんです。
そうしたら、この要求がスルッ!と通って希望通りの金額で契約ができました。
月3,000円の値引き×12カ月=36,000円の節約です!
他にもまだまだあるのですが、全部はココでは書ききれません。
ですが、この返報性のルールの力を借りて、自分が欲しい結果をより多く手に入れてきました。
それだけ、この拒絶したら譲歩のルールの影響力は強いです。
知っているのと、知らないので今後の人生が大きく違ってくるはずです。
[s_ad]影響力の武器はこんな人にオススメです。
自分の要求を通す法則が知りたい人
なぜ今まで自分がその行動をとってきたか?その理由が知りたい人
マーケティング業界で働いている人
交渉事を仕事にしている人
日常生活でも使える行動心理学が知りたい人
こういった人は、ぜひ影響力の武器を読んでみてください。
実生活でも役立てることができるので、買って損はないですよ。